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198月 2019

香りでセルフケアをすること

鳥取大学地域医療学講座発信のブログです。
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八月初めに第二子の娘を出産しました。
今回は一人目の時は余裕がなくできなかったアロマのセルフケアをできたらいいなと思い、入院の荷物に精油と希釈用のキャリアオイルを忍ばせました。

実際、入院中は産後3日目ごろから急激なホルモンの変化と身体の疲れからか、先々を考えて少しネガティブになりましたが、精油の香りを嗅いでリラックスできたり、足のむくみをセルフトリートメントでケアする時間を持てました。

 

アロマテラピーでのストレスケア

アロマテラピーの資格をとり、機会をいただいて興味を持っている方にお話しをすることもありますが、勉強を始めた目的は、会社員をしていた頃に自分のなんとなくの不調を整えたいと思ったこと(ストレス耐性がないのです)、家族ができたらケアできる幅が増えるかなと思ったのがきっかけです。

アロマセラピーというと最近は精油そのものの薬理効果が注目されていますし、エビデンスも少しずつですが増えてきています。
実際いろいろな活用方法があり、知れば知るほど面白いのですが、私がアロマを実践してよかったなと思うことの一つに、「自分の身体に意識を向けることができる」ことがあります。

 

実際にアロマトリートメントを受けるのも香りとタッチングによる安心感でとてもリラックスしますし、自分自身でトリートメントをしたり、香りに集中していると、その時間は瞑想をしているような、リラックスしているんだけれど集中しているような感覚になります。
香りを嗅ぐことによって呼吸が深くなることもあるでしょう。

「自分の身体が今どんな感じかなと意識し、大切にできている、その時間がとれている」という感覚自体が、日常のちょっとしたストレスや悪循環をリセットするような気持ちになるのです。

これは、アロマテラピーでなくとも、運動や瞑想、マインドフルネス、お風呂にゆっくりつかる、ちょっとぼーっとするなど、皆さんそれぞれに息抜きとしてやられていることかもしれません。
香りは嗅覚から直接、自律神経や情動に影響する大脳辺縁系に伝わるといわれていますので、取り入れてみると面白いかもしれません。

 

「何の精油が何々にいい」という情報をもとに香りを選ぶ方法とともに、自分が好きな香りだと感じる精油を使ってみる、直感でのチョイスもありだと思います。
(アロマテラピーは嗅ぐだけでなく、精油を希釈したオイルでハンドやフットトリートメントをする方法も一般的です。
他にも使用方法は様々にありますが、使用濃度や禁忌など注意いただきたい精油もありますので、安全に使用できるよう知識のある方にご相談くださいね!)

 

ちなみに、出産入院中は、「産後の体調も、どの精油がいい香りと感じるかも分からない」と思い、何種類か持参しました。

産後の自分が選んだ精油は、ラベンダー、ローマンカモミール、そしてグレープフルーツ。
あまり刺激のない、やさしい香りが好みでした。

 

数滴の植物の香りでできるセルフケア、ちょっと立ち止まって心をリセットするのにおすすめです。

 

Author: 戸田 詩織


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